ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

近赤外線応答性のリポソーム/ヒドロゲルプラットフォームを用いてケルセチンで補助する、光温熱療法と化学療法とのハイブリッドによる網膜芽細胞腫の治療

Hybrid NIR-responsive liposome/hydrogel platform mediating chemo-photothermal therapy of retinoblastoma enhanced by quercetin as an adjuvant

要旨:
ケルセチンとドキソルビシンを含むリポソームを調製し、別途作成したインドシアニングリーンを含むヒドロゲルと併せて、近赤外線応答性のリポソーム/ヒドロゲルプラットフォームを開発した。すなわち、化学療法(ケルセチン・ドキソルビシン)と近赤外線による光温熱療法のハイブリッドである。ハイブリッド処置は、ヒト由来網膜芽細胞腫細胞株Y79の増殖と、同細胞を移植したマウスの腫瘍組織の成長を顕著に抑制した。