ストレプトゾトシンとニコチンアミドが誘発した糖尿病ラットにて、ケルセチンは精子の酸化ストレスと炎症を改善して形態と機能を維持する
In vivo administration of quercetin ameliorates sperm oxidative stress, inflammation, preserves sperm morphology and functions in streptozotocin-nicotinamide induced adult male diabetic rats
- 出典：
- Archives of Medical Science
- 2019
- 15
- 240-249
- DOI：
- 10.5114/aoms.2018.81038
- 要旨：
- 糖尿病のモデルラットにケルセチンを投与すると、精子の数・運動性・生存率が増加し、異常形状の精子は減少した。ケルセチンは精子のSOD・カタラーゼ・GPx活性と発現を上昇し、過酸化脂質・NF-κB・TNF-αは減少して、酸化ストレスと炎症を軽減した。ケルセチンはまた、培養中の精子における過酸化水素による刺激でも同様に、酸化ストレスのマーカーを改善した。