ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを含むPEG化したリポソームはアロキサンが誘発した糖尿病ラットの精巣機能不全を軽減する: キスペプチン/ニューロキニンB/ダイノルフィン経路の役割

Quercetin-loaded PEGylated liposomes alleviate testicular dysfunction in alloxan-induced diabetic rats: The role of Kisspeptin/Neurokinin B/Dynorphin pathway

要旨:
アロキサンで惹起した糖尿病のモデルラットにケルセチンを含むPEG化したリポソームを投与すると、血糖値を改善した上、血中の生殖ホルモンと精巣の酸化ストレスも顕著に改善した。ケルセチン製剤は、キスペプチン/ニューロキニンB/ダイノルフィン経路に関与する遺伝子の発現を調節した。分子ドッキングの結果、ケルセチンはキスペプチン・ニューロキニンB・ダイノルフィンの各受容体の強力なアゴニストであることを示唆した。