多剤耐性Klebsiella oxytocaにおける、クマリンおよびケルセチンの抗菌活性と接着遺伝子の発現
Antibacterial effects and the expression of adhesin genes among multidrug-resistant Klebsiella oxytoca following exposure to coumarin and quercetin
- 出典：
- Health Biotechnology and Biopharma
- 2025
- 8
- in press
- DOI：
- 10.22034/hbb.2024.479041.1194
- 要旨：
- 多剤耐性を獲得したKlebsiella oxytoca (グラム陰性の桿状菌)に対するクマリンの最小発育阻止濃度は128~512 μg/mLの範囲にあり、最小殺菌濃度は512~1024 μg/mLであった。ケルセチンの最小発育阻止濃度は64~512 μg/mLで、最小殺菌濃度は128~1024 μg/mLであった。両者を組合せると、最小発育阻止濃度は8~64 μg/mL、最小殺菌濃度は32~128 μg/mLを示し、効果を増強した。組合せはまた、病原性遺伝子(fimA・mrkA・mrkB・pilQ・orfX-cap)の発現を顕著に減少した。