ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケンフェロールおよびケルセチンは、シスプラチンが誘発した酸化ストレスと遺伝毒性からヒト末梢血リンパ球を保護する

The Protective Effects of Kaempferol and Quercetin on Cisplatin‐Induced Oxidative Stress and Genotoxicity in Human Peripheral Blood Lymphocytes

要旨:
ヒト末梢血リンパ球にシスプラチン0.8 μg/mLを投与すると、小核頻度が増加して遺伝毒性を誘発した。ケルセチンもしくはケンフェロールの投与は、シスプラチンによる小核頻度の減少と、SOD活性の上昇を認めた。グルタチオン濃度とカタラーゼ活性の上昇はケルセチンのみに認め、ケンフェロールでは見られなかった。