ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

葉酸で修飾した結晶セルロースナノ粒子にケルセチンを結合して、癌を標的治療する: AGSおよびA2780細胞株に関する研究

Targeted cancer therapy potential of quercetin-conjugated with folic acid-modified nanocrystalline cellulose nanoparticles: a study on AGS and A2780 cell lines

要旨:
葉酸で修飾した結晶セルロースナノ粒子にケルセチンを結合して、FTIRスペクトルにて構造を確認した。ケルセチンの封入効率は81.17%であった。得られたナノ製剤は、ヒト由来胃癌細胞株AGSおよびヒト由来卵巣癌細胞株A2780の増殖を阻害して、IC50値はそれぞれ3.2および16.04 μg/mLであった。ナノ製剤はまた、ABTSおよびDPPHラジカル消去活性を示し、IC50値はそれぞれ151.65および349.54 μg/mLであった。