ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Parinari curatellifolia由来のケルセチンは、高血糖のキイロショウジョウバエにおけるハエインスリン様ペプチドIIおよびVを異なる方法で制御する

Quercetin from Parinari curatellifolia Planch.ex Benth differentially regulates Drosophila insulin-like peptides II and V in hyperglycemic flies

要旨:
キイロショウジョウバエの高血糖モデルを確立し、Parinari curatellifolia (アフリカに自生する常緑高木)抽出物の薬効評価を行った。その結果、酢酸エチル画分がポジコンで使用したメトホルミンと同等に、血糖値を低減し、ハエインスリン様ペプチド(DILP)2および5の遺伝子発現を上方調節した。酢酸エチル画分を精製して得た純物質をNMRにて、ケルセチンと同定した。高血糖モデルにて、得られたケルセチンによるDILP2および5の増大を確認して活性成分であると結論した。