ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

タマネギの皮に含まれるケルセチンは、白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に作り変える

Quercetin, a functional compound of onion peel, remodels white adipocytes to brown-like adipocytes

著作名:
Sang Gil Lee
John S. Parks
Hye Won Kang
出典:
The Journal of Nutritional Biochemistry
2017
42
62-71
DOI:
10.1016/j.jnutbio.2016.12.018
キーワード:
タマネギ皮抽出物
ケルセチン
褐色脂肪細胞
3T3-L1
マウス
動物実験
要旨:
タマネギ皮抽出物を投与したマウスは、皮下脂肪組織における褐色脂肪細胞特異的な遺伝子(PRDM16・PGC-1α・UCP1・FGF-21・CIDE)の発現が増加した。また、脂肪細胞3T3-L1においてもタマネギ皮抽出物は同様に、褐色脂肪細胞遺伝子を上方調節した。脂肪細胞の褐色化に付随して、細胞中の油滴サイズが小型化した。HPLC分析の結果、タマネギ皮抽出物の主成分はケルセチンであった。