ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

親油性ポリフェノールのin vitro消化管安定性は、乳濁液中の油水分配に依存する: クルクミン・レスベラトロール・ケルセチンの事例

In Vitro Gastrointestinal Stability of Lipophilic Polyphenols is Dependent on their Oil–Water Partitioning in Emulsions: Studies on Curcumin, Resveratrol, and Quercetin

著作名:
Hualu Zhou
Bingjing Zheng
David Julian McClements
出典:
Journal of Agricultural and Food Chemistry
2021
69
3340–3350
DOI:
10.1021/acs.jafc.0c07578
キーワード:
ナノ乳濁液
クルクミン
レスベラトロール
ケルセチン
水溶性
安定性
分配係数
要旨:
クルクミン・レスベラトロール・ケルセチンの水溶性とバイオアベイラビリティを向上すべく、大豆油を用いるナノ乳濁液に封じ込めた。模擬消化液における安定性(残存率)はケルセチン44%、クルクミン92%、レスベラトロール100%であり、logD値(ケルセチン: 2.17、クルクミン: 3.39、レスベラトロール: 4.12)を反映していた。一方、模擬消化液への可溶化率はケルセチン73%、クルクミン57%、レスベラトロール76%であった。