ケルセチンは精子形成と3β-HSD・17β-HSD・StAR経路の活性化により、高脂肪食が誘発した男性生殖機能障害を回復する
Quercetin-mediated restoration of high-fat diet-induced male reproductive dysfunction through modifying spermatogenesis and unraveling 3β-HSD, 17β-HSD, and StAR pathways
- 出典:
- BMC Pharmacology and Toxicology
- 2025
- 26
- 90
- DOI:
- 10.1186/s40360-025-00918-y
- 要旨:
- 高脂肪食を8週間継続して投与したラットの精子は、生存率と運動性が低下し、異常形状が増加した。また、精巣中のテストステロン・SOD・GPx・カタラーゼ・17β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素(17β-HSD)・3β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素(3β-HSD)・ステロイド産生急性調節蛋白質(StAR)が減少して、酸化ストレスとステロイド代謝障害をもたらした。高脂肪食はまた、精巣組織の損傷と炎症も誘発した。この様な異常は全て、ケルセチンの共投与で逆転した。