ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを担持した大豆蛋白質ナノ粒子の構造と物性に界面活性剤の性質が及ぼす影響

Effect of surfactant type on structure and properties of quercetin-loaded soy protein isolate nanoparticles

要旨:
陰イオン界面活性剤(ラムノリピッド)・両性界面活性剤(レシチン)・非イオン界面活性剤(茶サポニン)の3種が、ケルセチンを担持した大豆蛋白質ナノ粒子の構造と物性に及ぼす影響を調査した。粒径を最小化(195.6 nm)し、かつゼータ電位の絶対値を最大化(33.21 mV)した界面活性剤は、ラムノリピッドであった。各種安定性(イオン・光・熱・保存)に最も優れたナノ粒子も、ラムノリピッドによって得られた。ラムノリピッドはまた、ナノ粒子の抗酸化作用も最大化した。