ケルセチン-銅錯体: 研究法・細胞死経路との関連・治療への応用
Copper-quercetin complexes: methods of study, relevance to cell death pathways, therapeutic applications
- 出典：
- Biomedicine & Pharmacotherapy
- 2025
- 187
- 118055
- DOI：
- 10.1016/j.biopha.2025.118055
- 要旨：
- ケルセチン-銅錯体に関する総説。ケルセチン-銅錯体の構造を概説した後、報告された実験法および試験法(合成・分光法・ラジカル消去・DNA切断・DFT計算・MTTアッセイ・ウェスタンブロット)の手順を前半に述べる。後半ではケルセチン-銅錯体の薬理作用を、神経変性疾患・ウィルソン病・癌・骨疾患・皮膚病・脱毛症に章分けして論じる。アポトーシスを中心とする細胞死の抑制にも言及する。