ケルセチンはTGF-β/p-Smad3シグナル伝達経路の活性化を阻害し、AMPK活性を向上してII型糖尿病ラットの肝障害を軽減する
Quercetin mitigates hepatic injury by inhibiting TGF-β/p-Smad3 signaling pathway activation and enhancing AMPK activity in type 2 diabetic rats
- 出典：
- Asian Pacific Journal of Tropical Biomedicine
- 2025
- 15
- 150-157
- DOI：
- 10.4103/apjtb.apjtb_624_24
- 要旨：
- ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットにケルセチンを投与すると、血糖値を低下し、血中のALT・AST・ALPも低下して肝保護効果を示した。ケルセチンはTGF-β/Smad3シグナル伝達を阻害し、α-SMAおよびSREBP1cの発現を下方調節して、肝線維化の抑制を示唆した。ケルセチンはまた、肝組織のマロンジアルデヒドを減少し、SOD活性を向上して酸化ストレスを軽減した。