ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは精巣上体・精液・骨髄におけるp53依存性アポトーシスとDNA損傷を阻害して、スルファサラジンがラットに誘発した毒性を軽減する

Quercetin Mitigates Sulfasalazine-Induced Toxicity by Inhibiting p53-Dependent Apoptosis and DNA Damage in Rat Epididymis, Semen and Bone Marrow

著作名:
Sharon O. Osawe
Ebenezer O. Farombi
出典:
Journal of Biochemical and Molecular Toxicology
2025
39
e70277
DOI:
10.1002/jbt.70277
キーワード:
スルファサラジン
ラット
ケルセチン
精子保護
アポトーシス
遺伝毒性
動物実験
要旨:
過剰のスルファサラジン(600 mg/kg)を投与したラットは、精液中のTp53とカスパーゼ類が上昇し、精巣上体にはTUNEL陽性の精子が増加して、精子にアポトーシスを促進した。スルファサラジンはまた、骨髄中の小核を増大して、遺伝毒性を示唆した。ケルセチン(20 mg/kg)の共投与は、Tp53およびカスパーゼ類の濃度を除いて、スルファサラジンの悪影響を改善した。