ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを含む血中滞留形リポソームの調製と、糖尿病性末梢神経障害の治療効果

Preparation of quercetin long-circulating liposomes and their therapeutic effect on diabetic peripheral neuropathy

要旨:
ケルセチンを血中滞留形リポソームに封じ込めて、粒径が110.93±1.49 nmでゼータ電位が−25.37±0.31 mVのナノ製剤を得た。得られたナノ製剤はケルセチンの水溶性と体内循環時間を大幅に高め、バイオアベイラビリティを向上した。糖尿病性末梢神経障害のモデルラットにナノ製剤を投与すると、血中脂質・酸化ストレス・炎症応答を顕著に低減した。