ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは食道癌細胞の浸潤と血管新生を阻害する

Quercetin inhibits invasion and angiogenesis of esophageal cancer cells

著作名:
Yue Liu
Cai-Li Li
Qian-Qian Xu
Dan Cheng
Ke-Di Liu
Ze-Qun Sun
出典:
Pathology - Research and Practice
2021
222
153455
DOI:
10.1016/j.prp.2021.153455
キーワード:
食道癌
Eca109
ケルセチン
浸潤
要旨:
ヒト由来食道癌細胞株Eca109に、5もしくは10 μg/mLの濃度でケルセチンを作用させた際の挙動を比較した。低濃度と比べて高濃度の方が、遊走距離および浸潤細胞数の抑制が著しかった。低濃度時は、浸潤のみが抑制された。上皮細胞にEca109を作用させた評価系では、高濃度で、細胞遊走およびチューブ形成能を阻害し、VEGF-A・MMP-9・MMP-2を減少させた。