電界紡糸にてケルセチンを添加したPLAおよびPLA/ポリエチレングリコール繊維: 調製・物性評価・in vitro活性
Electrospun Quercetin-Loaded PLA and PLA/Polyethylene Glycol Fibers: Preparation, Characterization, and In Vitro Evaluation
- 出典:
- Pharmaceutics
- 2025
- 17
- 577
- DOI:
- 10.3390/pharmaceutics17050577
- 要旨:
- ケルセチンのバイオアベイラビリティを改善すべく、電界紡糸にてポリマー繊維に封じ込めた。素材としてポリ乳酸(PLA)単独の繊維と、PLAとポリエチレングリコール(PEG)から成る繊維の2通りを試した。水溶性のPEGを含むと濡れ性が向上し、ケルセチンの放出をアシストした。得られたケルセチン/PLA/PEGは、ヒト由来子宮頸癌細胞株HeLaの増殖を阻害する一方で、正常細胞には毒性を示さなかった。