ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチン・スクアレン・タンシノンIIAの組合せはSREBP2/LDLR経路を上方調節して、ウサギの脂質異常症を改善し、アテローム性動脈硬化症を軽減する

Tanshinone IIA Combined With Rutin and Squalene Improves Hyperlipidemia to Alleviate Atherosclerosis in New Zealand Rabbits Through Upregulation of the SREBP2/LDLR Pathway

要旨:
高脂肪食で惹起した脂質異常症を伴うアテローム性動脈硬化症のモデルウサギに、ルチン・スクアレン・タンシノンIIAの組合せを投与した。組合せは体重を減少し、血中の中性脂肪・総コレステロール・LDLを低減し、肝組織と動脈の病変を改善した。HepG2細胞にて、組合せはLDL受容体(LDLR)を介するエンドサイトーシスを活性化したが、SREBP2をサイレシングしたLDLRの不活性条件下では組合せの治療効果を打消した。よって、組合せによる脂質異常症およびアテローム性動脈硬化症の治療メカニズムは、SREBP2/LDLR経路の活性化に基づく。