ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンが結合した二酸化チタンナノチューブは、黒色腫細胞にアポトーシスを誘導して、効果的な抗癌剤として機能する

Titanium dioxide nanotubes conjugated with quercetin function as an effective anticancer agent by inducing apoptosis in melanoma cells

要旨:
ケルセチンを担持した酸化チタンナノチューブ(TNT-Q)の、黒色腫細胞B16F10の増殖に対するIC50値は、25 μg/mLであった。一方、ケルセチンおよび酸化チタンナノチューブを単独で作用させた際は、34および72 μg/mLのIC50値であった。細胞周期のG2/M期停止率は、TNT-Qが55.5%、ケルセチンが30.7%、酸化チタンナノチューブが3.7%であった。