ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはPPARγ/AMPK経路を介してトランスポーターCD36の発現を活性化して、アスタキサンチンの取込みと抗酸化作用を促進する

Quercetin promotes the uptake and antioxidant efficacy of dietary astaxanthin by activating transporter CD36 expression via the PPARγ/AMPK pathway

著作名:
Xiaojuan Liu
Junlin Zhang
Tiantian Wang
Liang Ke
Jie Xiao
Yong Cao
出典:
Food Bioscience
2025
68
106775
DOI:
10.1016/j.fbio.2025.106775
キーワード:
H9c2
アスタキサンチン
細胞取込み
ケルセチン
CD36
PPARγ/AMPK
要旨:
H9c2細胞にケルセチンとアスタキサンチンの組合せを投与すると、アスタキサンチンの細胞取込みを単独投与時に比べて51.72%増強した。この系にCD36阻害剤を添加すると、CD36の発現の減少に加え、アスタキサンチンの細胞取込みまで阻害して、CD36依存性を示唆した。CD36阻害剤と同様にアスタキサンチンの細胞取込みを妨害した薬物は、PPARγ阻害剤およびAMPK阻害剤であり、ケルセチンによるPPARγ/AMPK経路の活性化を示唆した。