トランスクリプトームとメタボロミクスとの統合解析が明らかにした、ラットの逆流性食道炎を抑制するケルセチンのメカニズム
Integrated transcriptomic and metabolomic analyses reveal the mechanism by which quercetin inhibits reflux esophagitis in rats
- 出典:
- PLoS One
- 2025
- 20
- e0321959
- DOI:
- 10.1371/journal.pone.0321959
- 要旨:
- 逆流性食道炎のモデルラットにケルセチンを投与すると、食道粘膜のIL-1βおよびIL-6の産出を減少して、症状を軽減した。トランスクリプトーム解析とメタボロミクス解析の結果、胆汁酸代謝物(タウリン・タウロコール酸・ニコチンアミド)は逆流性食道炎と密接に関連していた。ケルセチンは、胆汁酸代謝に関連する遺伝子(Cd38・Sez6l2・Nos2)の発現を低減して、逆流性食道炎を改善した。