ケルセチンはPI3K/AktおよびEpac1/Rap1シグナル伝達経路を活性化して、亜硝酸塩曝露がバナメイエビ(Litopenaeus vannamei)に誘発した毒性を軽減する
Quercetin attenuates nitrite exposure-induced toxicity in Litopenaeus vannamei via the activation of PI3K/Akt and Epac1/Rap1 signaling pathways
- 出典:
- Aquaculture
- 2025
- 607
- 742674
- DOI:
- 10.1016/j.aquaculture.2025.742674
- 要旨:
- 0.5 g/kgのケルセチンを含む餌で飼育したバナメイエビ(Litopenaeus vannamei)は、亜硝酸塩に72時間曝露した後の生存率が、対照群と比べて顕著に高かった。ケルセチンは、バナメイエビの小胞体ストレス・ストレス応答・アポトーシスを有意に低下した。両群間には、PI3K/AktおよびRap1に関連する遺伝子発現と代謝物に顕著な差を認めた。ケルセチンの代わりにEpac1を投与しても同様の保護効果が見られ、ケルセチンによるPI3K/AktおよびEpac1/Rap1シグナル伝達経路の活性化を示唆した。