ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ポリエチレンイミン-コハク酸トコフェロール/ヒアルロン酸-ケルセチン(PEI-TOS/HA-QU)コアーシエル型ミセルで、パクリタキセルを多剤耐性乳癌細胞へ送達する

Polyethyleneimine- -Tocopherol Hydrogen Succinate/Hyaluronic Acid-Quercetin (PEI-TOS/HA-QU) Core–Shell Micelles Delivering Paclitaxel for Combinatorial Treatment of MDR Breast Cancer

要旨:
ケルセチン、ヒアルロン酸、トコフェロールを担持したコアーシエル型ミセルは、多剤耐性乳癌細胞株MDA-MB-231に効率良く取り込まれ、P糖蛋白質の発現を抑制した。同細胞を移植したマウスモデルにおいて、パクリタキセル単独投与時とパクリタキセル、ケルセチン、ヒアルロン酸、トコフェロールを担持したポリマーの投与とを比べると、腫瘍組織の成長を指標にした活性が、3.7倍増強された。