β-セクレターゼ1(BACE1)およびmiR-124におけるケルセチンの神経治療効果: アルツハイマー病モデルを用いる実験
Evaluation of the Neurotherapeutic Effect of Quercetin on Neuronal miR-124 and β-Site Amyloid Precursor Protein Cleaving Enzyme 1 (BACE1) in an Experimental Alzheimer's Disease Model
- 出典：
- Journal of Biochemical and Molecular Toxicology
- 2025
- 39
- e70290
- DOI：
- 10.1002/jbt.70290
- 要旨：
- 塩化アルミニウムで惹起したアルツハイマー病のモデルラットにケルセチンを投与すると、モリスの水迷路のスコアを改善して、記憶障害の回復を示唆した。アルツハイマー病がもたらしたβ-セクレターゼ1(BACE1)の活性化とmiR-124の発現の減少は、ケルセチンの投与で逆転した。なお、ケルセチンはポジコンで用いた既存薬のドネペジルと同等の効果を示し、両者を組合せが最も良好な結果を与えた。