ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンは、口腔扁平上皮癌細胞の活性酸素種およびERK/MAPK経路を介して、パラプトーシスを誘導する

Isorhamnetin induces the paraptotic cell death through ROS and the ERK/MAPK pathway in OSCC cells

要旨:
イソラムネチンは、口腔扁平上皮癌細胞の増殖を濃度および時間依存的に阻害した。また、細胞周期のG2/M期を停止し、サイクリンB1およびCDC2蛋白質の発現を抑制した。細胞死はアポトーシスによるものではなく、パラプトーシスに由来する。イソラムネチンは、リン酸化以降のERKカスケードを活性化して、癌細胞内の活性酸素種を増やしてパラプトーシスを誘導した。