トウモロコシデンプン-ラウリン酸-ルチン複合体の構造に及ぼすルチンとアミロースの影響
Insights into the influence of rutin and amylose on the structure of maize starch-lauric acid-rutin complex
- 出典:
- Food Chemistry
- 2025
- 487
- 144708
- DOI:
- 10.1016/j.foodchem.2025.144708
- キーワード:
- トウモロコシデンプン
- ルチン
- ラウリン酸
- アミロース
- 要旨:
- ルチン・ラウリン酸・アミロース含量が異なるトウモロコシデンプンを用いて調製した、3成分系複合体の構造的特性を調査した。ルチンの包接率とアミロース含量の間には負の相関を認め、ルチン-アミロースは水素結合を介して相互作用した。また、この水素結合はラウリン酸の取込みが増強した。ルチンとラウリン酸の増加は、複合体のV型結晶構造への変化を促進した。