ケルセチンとカロリー制限は、肥満マウスのキュプロトーシス経路遺伝子(DLAT, FDX1)および抗酸化酵素を調節する
Modulation of Cuproptosis Pathway Genes (DLAT, FDX1) and Antioxidant Enzyme Activities in Obese Mice in Response to Quercetin and Calorie Restriction
- 出典：
- DNA and Cell Biology
- 2025
- 44
- in press
- DOI：
- 10.1089/dna.2025.0005
- 要旨：
- 高脂肪食で惹起した肥満マウスは、肝および腎組織の銅濃度が上昇し、キュプロトーシス(過剰な銅がミトコンドリア酵素を凝集する細胞死)関連遺伝子(DLATおよびFDX1)の発現を上方調節した。しかし、これらの異常はケルセチンの投与もしくはカロリー制限にて逆転し、両者の併用処置は更に良好な結果となった。ケルセチンとカロリー制限はまた、血中・肝中・腎中の抗酸化酵素の活性を上昇し、銅濃度の低減と相関した。