ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ムラサキフトモモ(Syzygium cumini)果実抽出物とケルセチンは、miRNA-204-5pを介してBcl-2を上方調節しBax/カスパーゼ9/カスパーゼ3は下方調節して、カドミウムがラットの卵巣に誘発したアポトーシスを改善する

Syzygium cumini Fruit Extract and Quercetin Ameliorate Cadmium-Induced Ovarian Apoptosis in Rats Via miRNA- 204 - 5p-Mediated Bcl- 2 Upregulation and Bax/Caspase 9/Caspase 3 Downregulation

要旨:
塩化カドミウムを投与したラットは、miRNA-204-5pの発現が増加して、卵巣のBcl-2が低下し、Bax・カスパーゼ-3・カスパーゼ-9は上昇して、アポトーシスを誘導した。その結果、各種ホルモンの不均衡化と発情周期の不規則化を誘発した。ケルセチンもしくはムラサキフトモモ(紫蒲桃、Syzygium cumini)果実抽出物の投与は、この様な異常を軽減した。