ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

老化細胞除去カクテル(ダサチニブ+ケルセチン)による、肥満および年齢依存性肝疾患進行の悪化

Mild exacerbation of obesity- and age-dependent liver disease progression by senolytic cocktail dasatinib + quercetin

要旨:
ケルセチンとダサチニブとの組合せは老化細胞除去剤として知られてるが、良いことばかりとは限らない。老齢および肥満を原因とする肝細胞癌のモデルマウス、すなわちジエチルニトロソアミンと高脂肪食で惹起する非アルコール性脂肪肝疾患 (NAFLD)から肝細胞癌が発症するモデルに、組合せを投与した。しかし、老化細胞は減少せず、反って病態が悪化した。