ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの血管内皮・炎症・循環器疾患・脂質代謝への影響: 総説

The Effects of Quercetin on Vascular Endothelium, Inflammation, Cardiovascular Disease and Lipid Metabolism—A Review

要旨:
循環器に健康におけるケルセチンの有用性に関する総説。血管内皮・炎症・循環器疾患・脂質代謝の4部構成である。血管内皮に関しては細胞を用いるin vitroデータを中心に、シグナル伝達におけるケルセチンの役割を整理する。炎症の部は動物実験の論文が中心であるが、臨床研究の論文を1件取上げた。一方循環器疾患では、臨床研究の論文2件とメタ解析1件が登場する。脂質代謝では、臨床研究の論文6件を整理してケルセチンの効果を明らかにする。