ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

子宮頸癌におけるケルセチン・ナリンギン・ルチンの組合せの相乗効果: アポトーシスとオートファジーの役割

Synergistic Effects of the Combination of Quercetin, Naringin, and Rutin on Cervical Cancer: Roles of Apoptosis and Autophagy

要旨:
ヒト由来子宮頸癌細胞株HeLaにルチンとケルセチンの組合せもしくはケルセチン・ルチン・ナリンギンの組合せを投与すると、単独投与時に比べて顕著に増殖を阻害して、相乗効果を示した。組合せはBeclin1とLC3の発現を上方調節し、P62の発現は下方調節して、オートファジーを促進した。よって、組合せの抗癌作用はオートファジー依存性アポトーシスが根底にある。