ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

レスベラトロールとケルセチンとの組合せはサルコペニア肥満を予防する: ミオスタチン/ActRIIAおよびActRIIB/Smadシグナル伝達の阻害剤とインスリン作用の増強剤としての役割

A Combination of Resveratrol and Quercetin Prevents Sarcopenic Obesity: Its Role as a Signaling Inhibitor of Myostatin/ActRIIA and ActRIIB/Smad and as an Enhancer of Insulin Actions

要旨:
飲料水を30%砂糖水で6ヶ月間置換えて惹起したメタボリックシンドロームのラットは、筋形成の抑制因子であるミオスタチンとその受容体の発現が顕著に上昇して、サルコペニア肥満が示唆された。しかし、ケルセチンとレスベラトロールとの組合せの投与は、上昇したミオスタチンの発現を正常化した。組合せはまた、Aktのリン酸化を増加しインスリン抵抗性を回復して、筋肉量の増加を促進した。