ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを担持したキトサン-レシチンナノ粒子にて血糖値をコントロールする

Improved Antidiabetic Potential of Quercetin-Loaded Chitosan-Lecithin Nanoparticles for Effective Glycemic Control

要旨:
ケルセチンのバイオアベイラビリティを向上すべく、キトサン-レシチンナノ粒子に担持した。ラットを用いる薬物動態試験にて、ケルセチンの血中濃度時間曲線下面積(AUC)は、フリーのケルセチンの26.2 μg·h/mLに対して得られたナノ製剤では167.22 μg·h/mLに向上した。糖尿病のモデルラットにナノ製剤を投与すると、空腹時血糖値と脂質プロファイルの顕著な改善を認めた。