ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンとベルベリンを担持したポリカプロラクトンナノ粒子のエールリッヒ腹水癌(EAC)細胞株における細胞毒性

In-vitro and In-vivo Evaluation of Cytotoxic Activity of Rutin Berberine Loaded Polycaprolactone Nanoparticles against EAC Cell Line

要旨:
ポリカプロラクトンナノ粒子に、ルチンとベルベリンとを共担持した。得られたナノ製剤はエールリッヒ腹水癌細胞株の増殖を阻害して、IC50値は20.81 μg/mLであった。同細胞を移植したマウスモデルにナノ製剤を投与すると、悪化した血液パラメータ(ヘモグロビン量・赤血球数・白血球数・赤血球沈降速度・C反応性蛋白質)を正常近くに回復した。