ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

多リガンド同時ドッキングが明らかにした、パパイヤ葉中のカルパインとルチンによる癌蛋白質BCL-2およびWWP1の阻害メカニズム

Multi-ligand simultaneous docking of Carica papaya leaf phytochemicals, Carpaine and Rutin reveal multi-mechanism inhibition of cancer proteins, BCL-2 and WWP1

要旨:
分子ドッキング・多リガンド同時ドッキング・分子動力学シミュレーションの手法を組合せて、癌細胞に過剰に発現するBCL-2およびWWP1におけるカルパインとルチンの挙動を検証した。BCL-2にてカルパインとルチンは別の箇所に結合して、相加効果を発揮した。WWP1においてはカルパインとルチンが互いに結合強度を高め合う、アロステリック効果が判明した。