ケルセチンのプロドラッグを戦略的に開発する: in silico研究・合成・アルツハイマー病の治療評価
Strategic development of quercetin prodrugs: In-silico, synthesis and Alzheimer’s therapeutic assessment
- 出典:
- Biochemical and Cellular Archives
- 2025
- 25
- 371-379
- DOI:
- 10.51470/BCA.2025.25.1.371
- 要旨:
- Ala-Glyジペプチドを結合したケルセチンのプロドラッグを合成し、NMRおよびMSスペクトルにて構造を確認した。得られたプロドラッグのlog P値は1.52で、極性表面積は192.55であり、経口投与に適していた。塩化アルミニウムで惹起したアルツハイマー病のモデルラットにプロドラッグを投与すると、低下した認知機能を回復し、アセチルコリンエステラーゼとβ-セクレターゼの阻害を認めた。