ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

炎症および酸化経路を阻害して、ケルセチンは敗血症が誘発したマウスの腎障害を軽減する

Quercetin mitigates sepsis-induced renal injury via inhibiting inflammatory and oxidative pathways in mice

著作名:
Abdulla Kadhim Raheem
Ahmed Rahmah Abu-Raghif
Alaa Hamza Abbas
Hayder Ridha-Salman
Enass Najem Oubaid
出典:
Journal of Molecular Histology
2025
56
184
DOI:
10.1007/s10735-025-10442-2
キーワード:
敗血症
急性腎障害
マウス
ケルセチン
動物実験
要旨:
盲腸結紮穿刺で惹起した敗血症のモデルマウスにケルセチンを投与すると、好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(急性腎障害の指標)が対照と比べて顕著に減少した。ケルセチンは血中のTNF-α・IL-6・IL-1βを減少するとともに、腎組織のマロンジアルデヒドを低減し、SOD活性を上昇した。ケルセチンはまた、敗血症による腎組織の病変を大幅に改善した。