老化・酸化ストレス・炎症を標的とする: 高齢者の眼疾患におけるケルセチンを基盤とする戦略
Targeting Senescence, Oxidative Stress, and Inflammation: Quercetin-Based Strategies for Ocular Diseases in Older Adults
- 著作名：
- Alessandro Medoro
- Sergio Davinelli
- Luca Scuderi
- Gianluca Scuderi
- Giovanni Scapagnini
- Serena Fragiotta
- 出典：
- Clinical Interventions in Aging
- 2025
- 20
- 791–813
- DOI：
- 10.2147/CIA.S516946
- 要旨：
- 加齢に伴う眼疾患におけるケルセチンの有効性と安全性に関する総説。前半では、酸化ストレス・炎症・老化が眼疾患を進行する役割について概説し、対応するケルセチンの抗酸化作用・抗炎症作用・老化抑制作用とそのメカニズムを論じる。後半では、加齢黄斑変性・白内障・糖尿病性網膜症・緑内障に章分けして、動物実験を中心とするケルセチンの治療効果を論じる。ナノ技術によるケルセチンの眼送達にも言及する。