結腸癌細胞HCT-116における、5-FUとドキソルビシンの細胞毒性および化学感受性に及ぼすルチンとケルセチンの影響
Differential Effects of Rutin and Its Aglycone Quercetin on Cytotoxicity and Chemosensitization of HCT-116 Colon Cancer Cells to Anticancer Drugs 5-Fluorouracil and Doxorubicin
- 出典:
- Biology
- 2025
- 14
- 527
- DOI:
- 10.3390/biology14050527
- 要旨:
- ヒト由来結腸癌細胞HCT-116における、ルチン・ケルセチン・5-フルオロウラシル(5-FU)・ドキソルビシンのIC50値は354.2, 278.4, 351.7, 35.8 μMであった。ルチン・ケルセチンともにドキソルビシンの細胞毒性を増強したが、ケルセチンの方がより優れた効果を示した。しかし、5-FUでは逆の挙動が見られ、ルチンがより優れた増強剤として機能した。