ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの潜在的な治療標的と多様な種癌の治療における役割: シグナル伝達経路の調節を中心に

Potential Therapeutic Targets of Quercetin, a Plant Flavonol, and Its Role in the Therapy of Various Types of Cancer through the Modulation of Various Cell Signaling Pathways

要旨:
ケルセチンの抗癌作用を網羅した総説。前半は、ケルセチンの癌細胞への作用機序について、炎症・活性酸素種・血管新生・アポトーシス・細胞周期・腫瘍抑制遺伝子・PI3K/Aktシグナル伝達・STAT3・上皮成長因子受容体に分類して論じている。後半では、子宮頸部・乳房・卵巣・子宮内膜・膵・胃・肝・腸・腎・前立腺・膀胱・血液・リンパ・肺・骨・脳・頭頸部・口腔・食道・皮膚・骨髄・網膜の各部位ごとに、ケルセチンの抗癌作用の論文をまとめた。