ルテニウムとケルセチンを組合せたナノ治療薬はマクロファージ分極を調節して、細菌に感染した創傷の迅速な治癒を促進する
Ruthenium-quercetin coordinated nanotherapeutics with macrophage polarization regulation to rapidly promote bacterial-infected wound healing
- 出典：
- Materials Today Bio
- 2025
- 33
- 101983
- DOI：
- 10.1016/j.mtbio.2025.101983
- 要旨：
- 溶媒沈殿法にて、ケルセチンを担持したルテニウムナノ粒子を調製した。得られたナノ粒子製剤は、リポ多糖で刺激したマクロファージにて、細胞内の活性酸素種を減少し、HIF-1αの発現を下方調節し、M2型への分極を促進した。細菌に感染した創傷のマウスモデルにてナノ粒子製剤は、炎症サイトカインを減少し、マクロファージのM2分極を増大して、治癒を加速した。