ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとシリング酸を共担持したキトサン-カゼイン複合体のコロイド状ナノ粒子の調製・物性評価・in vitro活性評価

Preparation, characterization and in vitro bioactivity evaluation of quercetin and syringic acid loaded colloidal nanoparticles of chitosan-caseinate complex

著作名:
Aref Moradi Kolamaki
Maryam Mohadjerani
出典:
Carbohydrate Polymer Technologies and Applications
2025
11
100904
DOI:
10.1016/j.carpta.2025.100904
キーワード:
ケルセチン
シリング酸
キトサン-カゼインナノ粒子
ラジカル消去
要旨:
ケルセチンとシリング酸は多彩な生理活性を有しながら、バイオアベイラビリティが低い共通点がある。この欠点を克服すべく、キトサンとカゼインから成るナノ粒子に共担持した。封入効率はケルセチンが76.1%でシリング酸が40.3%であり、担持容量は62.4%と22.7%であった。得られたナノ粒子が示した20時間放出率は、ケルセチンが41.7%でシリング酸が66.5%であった。ナノ粒子はまた、優れたDPPHラジカル消去活性を示し、IC50値は12.5 μg/mLであった。