ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

亀鹿二仙膠(Guilu-Erxian-Glue)中の活性成分ケルセチンはPKA/CREB経路依存性のSirt1を活性化し、p53を脱アセチル化して、マウスの乏精子症を改善する

The Bioactive Ingredient Quercetin in Guilu-Erxian-Glue Ameliorates Oligoasthenospermia in Mice via PKA/CREB Pathway-Dependent Sirt1 Activation and p53 Deacetylation

要旨:
Vivo: ライコウトウ(雷公藤、Tripterygium wilfordii)を投与したマウスは、精子濃度・テストステロン・黄体形成ホルモン・卵胞刺激ホルモンが減少して乏精子症を誘発した。生殖細胞のアポトーシスとミトコンドリア膜電位の低下も認めた。ケルセチンの投与はPKAとCREBのリン酸化を促進し、Sirt1を上方調節し、アセチル化したp53の割合を減少して、乏精子症を改善した。Vitro: 精母細胞を過酸化水素で刺激した乏精子症の細胞モデルにおいても、ケルセチンはPKA/CREBを活性化して、Sirt1を上方調節した。