ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

うつ病様行動を示す脳卒中の後マウスにて、ツツジ総フラボンはNOX2/ROS経路を阻害して、ミクログリア細胞のM2分極化を促進する

Total Flavones of Rhododendron Promotes Microglial Polarization to the M2 Subtype via Inhibiting the NOX2/ROS Pathway in Poststroke Mice with Depression-Like Behavior

要旨:
ツツジ(Rhododendron)抽出物に含まれるフラボンは、ケンフェロール・アストラガリン・エピカテキン・ミリセチン・ルチン・イソケルシトリン・ケルセチン・ケルシトリンであった。脳虚血再灌流傷害のモデルマウスにツツジ抽出物を投与すると、うつ様行動を減少し、脳内の活性酸素種(ROS)が減少し、ミクログリアのM2型への分極化を促進した。RNAシーケンス解析は脳組織のNOX2の下方調節を認め、総フラボンによるNOX2/ROS経路の阻害を示唆した。