ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはPI3K/AKT/NF-κBを介した抗炎症作用により、脳内出血したラットの急性肺損傷を軽減する

Quercetin attenuates acute lung injury after intracerebral hemorrhage in rats via PI3K/AKT/NF-κB-mediated anti-inflammatory mechanisms

著作名:
Heng Xin
Yong-Hui Lv
Zheng-Ting Qian
Qi-Xian Li
Xiang Li
Yong Tang
Yan Shi
He-Ming Wu
出典:
Journal of Radiation Research and Applied Sciences
2025
18
101732
DOI:
10.1016/j.jrras.2025.101732
キーワード:
脳内出血
急性肺損傷
ラット
ケルセチン
抗炎症作用
PI3K/AKT/NF-κB
動物実験
要旨:
脳内出血したラットにケルセチンを投与すると、脳のむくみと血腫を顕著に低減した。ケルセチンは脳内のTNF-αとIL-1βを減少して抗炎症作用を発揮するとともに、PI3K/AKTシグナル伝達を活性化してNF-κBの発現を抑制した。その結果、脳内出血にて頻出する急性肺損傷も改善した。