ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アルミニウムナノ粒子が誘発した神経毒性は、ケルセチンが軽減する: 記憶・海馬の完全性・MAPKシグナル伝達に関する、立体学的および分子論的研究

Quercetin mitigates aluminum nanoparticle-induced neurotoxicity: a stereological and molecular study on memory, hippocampal integrity, and MAPK signaling

要旨:
アルミニウムナノ粒子で惹起したアルツハイマー病のモデルマウスにケルセチンを投与すると、新奇探索試験およびY字迷路試験のスコアを改善して、記憶障害を軽減した。ケルセチンは海馬の体積を維持すると共に、歯状回およびCA1領域における脳神経の完全性も維持した。アルミニウムナノ粒子が活性化したMAPK/ERKシグナル伝達とカスパーゼ-3の発現はケルセチンが抑制して、神経炎症とアポトーシスを軽減した。