ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ボルテゾミブとケルセチンは、リポ多糖が誘発した全身の炎症応答と代謝障害を有効に調節する

Bortezomib and quercetin as effective modulators of lipopolysaccharide-induced systemic inflammatory response and metabolic disorders

要旨:
ネズミチフス菌由来のリポ多糖で惹起した全身炎症応答のモデルラットに、ボルテゾミブとケルセチンとの組合せを投与した。その結果、急性期応答のマーカーである血中セルロプラスミンが、正常レベルにまで減少した。急上昇した血糖値およびLDLと中性脂肪も同時に減少し、HDLは増加して、糖および脂質代謝の正常化を示唆した。組合せはまた、血中のチオバルビツール酸反応性物質を減少して、酸化ストレスを軽減した。