ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

生分解性で多機能性を有するゼイン-クルクミン-ケルセチン-硫酸コンドロイチンナノ粒子を、低温プラズマ処置したキトサンフィルムに配合して、ティラピアの保存に応用する

Development of biodegradable multifunctional zein-curcumin-quercetin-chondroitin sulfate nanoparticles with cold plasma-modified chitosan based active film for tilapia preservation

要旨:
低温プラズマ処置(0~50 kV)が、ゼイン-クルクミン-ケルセチン-硫酸コンドロイチンから成るナノ粒子を配合したキトサンフィルムの物性に及ぼす影響をを検証した。30 kVの低温プラズマ処置が、キトサンフィルムの水蒸気および酸素透過性を最小にした。また、ナノ粒子に含まれるクルクミンとケルセチンの関与にて、キトサンフィルムは抗酸化作用と抗菌活性を有していた。得られたキトサンフィルムは、4℃におけるティラピアの保存期間を8日間延長した。