ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

塩分ストレス下の大麻にて、ルチンを含む輸送剤は根から地上部に移行して、分子と組織構造に変化をもたらす

Root-Applied Phyto-Courier Loaded With Rutin Translocates to Aerial Tissues Inducing Molecular and Anatomical Changes in Cannabis sativa Under Salinity

要旨:
ルチンを担持したナノ粒子を含む植物輸送体を、塩分ストレス下の大麻の根に適用した。その結果、塩分ストレス下であっても、葉の正常な構造を維持できた。従って、適用部位から離れた器官にて効果を発揮した。メタボロミクス解析は、ルチンによるストレス応答の活性化を示唆し、特にジャスモン酸を介したストレス応答に有効であった。