ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ドキソルビシンがラットに誘発した神経毒性における、all-trans-レチノイン酸で前処理した間葉系幹細胞およびケルセチンナノ粒子による保護効果

Neuroprotective Effects of Quercetin Nanoparticles and all trans retinoic acid -Preconditioned Mesenchymal Stem Cells Against Doxorubicin-Induced Neurotoxicity in Rats

要旨:
ドキソルビシンで惹起した神経毒性のモデルラットに、ケルセチンナノ粒子・間葉系幹細胞・両者の組合せをそれぞれ投与した。なお、間葉系幹細胞は、all-trans-レチノイン酸で前処理してから投与した。3通りの投与はいずれも、脳組織のマロンジアルデヒドを低減し、SOD活性を高め、グルタチオンを増加した。全ての酸化ストレスの軽減に関する項目にて、組合せは単独投与よりも良好な結果を与えた。